企画展

もう1つの絵(2)




「もう1つの絵」の第2弾です。

絵というのは不思議なもので、同じパーツを使っていても、色合いを変えたり配置を変更したりしただけで、絵の雰囲気のみならず、訴えかけるもの自体も変わってしまいます。普通の肉筆画では、こうしたことを試せるのは試作品段階だけであり、そのために本作品を幾つも作ったりすることはありません。仮にやろうと思っても、その労力を考えると、ちょっとやそっとの決意では踏み切れません。従って、長い間絵を描いてきた私も、こういう試みは初めての経験です。

一度描いた作品に後から手を加え、全く違った作品を作り出すのは、実際やってみると、結構楽しい作業です。描いたそのときには、これがベストであろうと思われる構図と色合いを選ぶのですが、暫く経ってから振り返ってみると、また別の表現や主題が思い浮かぶものです。そんなアイデアを比較的簡単に試せるのは、パソコン絵画ならではの利点だと思います。

今回も、私のパソコンの中で眠っていたもう1つの絵をご紹介しましょう。








花冷え




山霧悠々




旅の空



待宵




静夜名月






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