企画展

もう1つの絵(3)




暫く中断していましたが、「もう1つの絵」の第3弾です。

前2回は、一度出来た作品の色や構図に私自身が手を加え、新しい作品を作っていましたが、今回は、私自身が手書きで加工を加えるのではなく、描画用ソフトが持つ「フィルター」という画像編集機能を使って、作品のタッチそのものを変えています。

「フィルター」は、画像を形作っているデジタル情報を一定のルールに沿って変更し、画像そのものに何らかの効果を加える技術で、描画用ソフトに予め付属しているもののほかに、有料・無料を問わず沢山の「フィルター」がネット上で公開されています。これらは一般に「プラグイン」などと呼ばれていて、気に入ったものをダウンロードして描画ソフトに加えていくことが出来ます。また、幾つかのフィルターがパッケージになった市販品も、店頭で販売されています。

今回私が使った「フィルター」は、写真に手を加えて絵のように見せることを主な目的に開発されたようですが、私の感覚では、残念ながらこのフィルターを適用しただけでは、写真は絵にはなりません。しかし、この「フィルター」を私がパソコンで描いた絵に適用すると、描画タッチが全然違って来て、中々面白い効果が得られます。今回は、「フィルター」を適用したときの効果の面白さを表すため、私自身は作品に一切手を加えず、純粋に「フィルター」の効果のみで作品を作っています。そのため、作品制作の狙いなどを書くことが出来ないので、いつものような解説は割愛させて頂きました。

「フィルター」というものが作り出す不思議な効果をお楽しみ下さい。








かぼちゃの花




深紅




雨上がりの午後



無心に咲く




収穫



路傍の花






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