つかのまの静寂
解説
この絵のオリジナルである「水鳥の池」は、配色としてはやや冒険だったように思います。重めの青灰色とくすんだピンクを、微妙なバランスで組み合わせたのですが、こういう色の組み合わせは、それまでしたことがありませんでした。昼と夜の境目である薄暗がりを表す色というのは難しく、色バランスを微妙に違えただけで「不気味な絵」になりかねません。であるがゆえ、配色には細心の注意が必要になります。
そもそも修正のきかない肉筆画では、試作品的な下絵でもない限り、いきなり本番でこういった微妙な色使いをするのは躊躇します。修正のきくパソコン絵画だからこそ、使ってみようという気になったのです。
そして、「水鳥の池」をアップロードしてから、「同じ冒険するなら、こういう色の組み合わせも面白いのではないか」と思い立って作ってみたのが、この作品です。何か映画の1シーンのような雰囲気で、面白い画面が作れたなと、自分では満足しています。
オリジナル作品
水鳥の池(風景画第3室)(この作品は、サムネイルのみの展示となります)
参考データ
ホームページ掲載:2003.1 使用ソフト:Paint Shop Pro 7J タブレット:Wacom Intuos 原画サイズ:1035×795ピクセル
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