2005.1.1〜2005.1.30
解説
年末の慌しさと正月の静けさは、とても対照的な光景だと思います。様々なことを大晦日までに終わらせ、心静かに新しい年を迎えたいという日本人の思いが、こういう見事な生活の切替えを可能にしているのだと思います。私は子供の頃から正月というと、あの静まりかえった朝を思い出すのですが、1月の表紙絵は、そうした静謐をテーマにしてみたいと思い、この絵を描きました。
特にモデルはないのですが、訪れる人もない冬の湖というイメージで描いています。夏場に水の中を動き回っていたカエルやザリガニ、小魚、池の周りを飛んでいたトンボや羽虫などは、冬になるといなくなり、水辺はとても静かな空間になります。風のない年末の朝、散歩の途中で池のほとりに暫したたずんでいるうちに、ふと思いついた絵です。
参考データ
ホームページ掲載:2005.1 使用ソフト:Paint Shop Pro 8J&9J タブレット:Wacom Intuos 原画サイズ:1000×600ピクセル
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