春を待つ



 

 

解説

  今年の冬は、例年になく寒く長いように感じますが、気が付いたら早3月。東京ではもう春一番が吹きました。最近では風がないと暖かい日もあり、そろそろ春が近い証拠かもしれません。暖房が発達した現代にあっても、春は待ち遠しいものです。
 そう言えば、至るところで眼についた椿の花も、やや盛りを過ぎたように感じます。薄茶色の味気ない冬の森にあって、人の目を楽しませてくれた花ですが、やがて春の花が咲き始め、また人々の心を和ませてくれることでしょう。今年の椿も、これが描き納めかもしれません。
 この絵では、花の辺りに、午後の淡い日が当たっているような雰囲気を出したくて、そこだけ色調を明るめに塗り、葉に光沢を入れました。春の兆しという感じを出したかったのですが、いかがでしょうか。


 

参考データ 

 ホームページ掲載:2003.3  使用ソフト:Paint Shop Pro 7J  タブレット:Wacom Intuos  原画サイズ:1035×795ピクセル

 

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