枯野をゆく



 

 

解説

  年末に田舎に帰省した際、町外れの堤防まで散歩に出掛けました。冬の堤防を散歩する人はめったになく、川を眺めながらゆっくりと歩きました。途中、川岸に向かって下りていく道があったので、それをたどって川縁に広がる枯れ野まで行ってみました。枯れ木と枯れ草が生い茂る道は、奇妙な静けさに包まれ、自分の足音しか聞こえません。何かと慌しい年の瀬にあって、とても落ち着いたひとときでした。
 この堤防には、子供時代の思い出が沢山あります。最近、帰省するたびにここに来ているのですが、いつ来ても、おだやかな気分になれる場所です。故郷を離れて都会に暮らす者の勝手かもしれませんが、そういう場所が、いつまでも残っていてほしいと思います。

 

参考データ 

 ホームページ掲載:2003.2  使用ソフト:Paint Shop Pro 7J  タブレット:Wacom Intuos  原画サイズ:1035×795ピクセル


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