椿一輪
解説
冬に野に咲く花というのは少ないせいか、さざんかや椿は目立ちます。椿はさしてあでやかな花ではないのですが、昔から日本画や水墨画ではよく画題に取り上げられています。特に雪と一緒に描かれた椿が、個人的には好きで、季節感が滲み出て何ともいいなぁと思います。ただ、そういう情景を東京都内で見ることは滅多にありません。
この絵は、新年をイメージした構成で描いたものです。椿の葉は肉厚で、表面がツルツルしているのですが、私はこの表面のつやがあまり好きではなく、今まではフラットな感じで描いていました。今回は、新年の華やかさを意識して(?)、わざと光っているところを描いてみたのですがどうでしょうか。
参考データ
ホームページ掲載:2003.1 使用ソフト:Paint Shop Pro 7J タブレット:Wacom Intuos 原画サイズ:1035×795ピクセル
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