旅の途中



 

 

解説

  山間の忘れ去られたような駅に人影はなく、緑濃い山々が覆うように背後にそびえ立っている…。夏休みにJRのローカル線に乗っていて、ふと見かけた駅の風景です。単線のローカル線では、対向列車を待ち合わせるために、何度か鄙びた駅に臨時停車します。ホームに人影はなく、時が止まったような空間を暫し眺めていると、静寂を破るように対向列車が現れて、それが通り過ぎるとこちらの列車もゆっくり動き出す。まるでエアポケットから抜け出したように車窓の風景は流れて行き、ほどなくトンネルへ。あの静かな駅などどこにもなかったかのような錯覚に陥ります。
 日頃よく利用する東京都内のJRの駅に比べて、田舎の鄙びた駅というのは、絵になりそうな素材が多いものです。あの味のある雰囲気は、一体どこから来ているのでしょうか。

 

参考データ 

 ホームページ掲載:2002.9  使用ソフト:Paint Shop Pro 7J  タブレット:Wacom Intuos  原画サイズ:1035×795ピクセル


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