月 光



 

 

解説

  京都にあるお寺を描いたように見えますが、実は、御茶ノ水にある「湯島聖堂」の一角をモデルにしたものです。ちなみに、塀より向こう側は、私の創作です。
 「湯島聖堂」を訪れたのは昼間なのですが、木立に囲まれた塀沿いの景色を見ているときにふとひらめいたのが、この絵です。「月を直接描かずに月を表す」ということで、木の幹や塀の瓦が月の光を浴びている様子を描くことにより、見る人に、画面の外にある月を想像してもらおうというアイデアです。日の光に比べて月の光は淡いのですが、こちらは想像で描いているので、その加減がよく分からず苦労しました。
 この絵では、塀を描くのにドロー機能を使っています。パソコンには、こちらが位置を指示すればパソコン自身が直線や曲線を引いたり円や四角などの図形を描いてくれたりする機能があり、これをドロー機能と言います。今回は、塀を構成する直線を手書きで入れるのは大変そうだったのでパソコンに引いてもらったというわけです。お蔭で作業は大変楽でした。

 

参考データ 

 ホームページ掲載:2002.7  使用ソフト:Paint Shop Pro 7J  タブレット:Wacom Intuos  原画サイズ:1035×795ピクセル


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