森の中の散歩道

 

 


解説

 夏の終わり、8月下旬から9月にかけての季節は、どこか盛りを過ぎた侘しさのようなものを感じます。子供の頃、8月もお盆を過ぎると、楽しい思い出に彩られた夏休みの終わりが見えて来て、少しばかり寂しい思いに駆られたものですが、そういう記憶が甦って来るせいかもしれません。この季節を代表するのは、カナカナとなくヒグラシの鳴き声で、この泣き声を聞くたびに、夏の終わりというものを感じます。
 この絵は、森の中に伸びる一本の散歩道を題材に、そんな夏の終わりの風景を描いたものです。この道は、「小石川植物園」の中を通る遊歩道をモデルにしています。皆さんにも、ヒグラシの鳴き声が聞こえるでしょうか。

 

参考データ 

 ホームページ掲載:2002.9  使用ソフト:Paint Shop Pro 7J  タブレット:Wacom Intuos  原画サイズ:1035×795ピクセル


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