暮れ色の橋



 

 

解説

  日本人にとって、橋というのは単に川に架かっている建築物という以上の精神的な要素を持っているのではないか、と私は思っています。古くから、遠方より来た人の出迎えや遠く旅立つ人との別れといった場面に、「橋のたもとで」というフレーズがよく出てきます。昔から、川が村や町の境界線になっていることも、背景にあるのでしょう。
 今回は、そうした橋にまつわる日本人の思いを絵にしてみようと考え、昔ながらの木の橋と夕暮れとを組み合わせてみました。この橋は、駒込の「六義園」にある「山陰橋」をモデルにしています(ちなみに「さんいんばし」ではなく「やまかげばし」と読むようです)。周りの風景は、私の創作です。

 

参考データ 

 ホームページ掲載:2002.5  使用ソフト:Paint Shop Pro 7J  タブレット:Wacom Intuos  原画サイズ:1035×795ピクセル


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