秋霜茫漠
解説
私の故郷の町は、秋になると霧が深くなるので有名でした。町のはずれに大きな川が流れていて、そこから霧が湧いてきます。お蔭で、晴れていても地上まで日の光が差すのに時間がかかります。
そんなところで育ったせいか、霧の風景は随分見ました。秋と聞くと、今でも霧に包まれた田んぼやら森やらを思い出します。霧は色々なものを隠し、幻想的な風景を作り出します。それはまるで魔法のようです。
今回の作品は、そんな思い出の風景をもとに制作しました。淡色系の作品なので、ノートパソコンの液晶画面では見にくいかもしれません。分かってはいるのですが、ついついこういう傾向の色を使ってしまいます。
参考データ
ホームページ掲載:2006.11 使用ソフト:Paint Shop Pro 9J タブレット:Wacom Intuos 原画サイズ:1035×795ピクセル
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