雪明けの朝
解説
今年の冬は、日本海側で記録的な大雪に見舞われて、様々な被害が報じられています。幸い私の住んでいる東京では、これまで雪が積もるほどのことはなかったのですが、ついにこの週末に本格的な雪となりました。一面の雪景色を見て、ふと浮かんできたイメージを作品にしたのがこの絵です。
ニュースや新聞を見ていると、雪というのは程よく降れば美しいのですが、降り過ぎると大変な災害につながる恐ろしい脅威だということが分かります。私はもっぱら風景画を得意としているので、いつも自然と向き合い、その美しさを探す作業をしているわけですが、そんなやさしい顔を見せる自然が、時として我々に牙を剥くことがあります。
我々が自然によって生かされ、また同時に自然の犠牲にもなることを、今回の雪害報道は端的に語っているような気がします。もっとも、これは人間だけに限ったことではなく、動物でも鳥でも、自然の中で生かされているもの全てについて言えるわけですが。
参考データ
ホームページ掲載:2006.1 使用ソフト:Paint Shop Pro 9J タブレット:Wacom Intuos 原画サイズ:1035×795ピクセル
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