しるべなき道



 

 

解説

  私は、道を主題に置いた風景画を今まで何度も描いてきました。それでも描き飽きないのは、道というものが持つ不思議な力に惹かれているからだと思います。
 荒野を通る一本の道は、方向性を示しつつ、その先がどこに続いていて、行くと何に出会えるのかを明らかにはしてくれません。しかし、何かがあるような、何かが待っているような、不思議な吸引力を持っています。
 この絵の道も、どこに行くのか、その先に何があるのか分からない、しるべなき道です。ある人は、それを人生になぞらえるのかもしれませんし、またある人は、社会の縮図のように捉えるのかもしれません。いずれにせよ、絵の中における道は、見る人にとって様々な意味合いを持っているものです。


 

参考データ 

 ホームページ掲載:2005.9  使用ソフト:Paint Shop Pro 9J  タブレット:Wacom Intuos  原画サイズ:1035×795ピクセル


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