夕立のあと



 

 

解説

  じっとしていても汗をかきそうな夏の午後、陽がかげり雲が厚くなると、遠雷が聞こえ、たちまちの大粒の雨が降り出します。あの夕立の始まりの頃に地面から立ち昇る雨の匂いは、私にとっては夏の記憶の一つです。
 今回の作品は、夕立が上がったばかりの風景を描こうと制作し始めたものです。時が止まったような情景が多い私の絵ですが、今回は、夕立雲が去るときの動的な空を背景にしているので、どこか動きのある画面構成になっています。また水面も雨上がりということで、鏡のような静的な雰囲気ではなく、どこかざわついた感じに仕上げています。
 8月もまもなく終わり。夕立の季節とも、もうすぐお別れかもしれません。


 

参考データ 

 ホームページ掲載:2005.8  使用ソフト:Paint Shop Pro 9J  タブレット:Wacom Intuos  原画サイズ:1035×795ピクセル


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