深山湧雲
解説
最近は梅雨らしい空模様の日が多く、雨が降っていなくとも傘を持って出掛ける日が多くなりました。ここ暫くは、概ね気温が低めでしのぎやすいのがせめてもの救いです。
雨の日は嫌なものですが、そんな日にしか出会えない風景もあります。雨に濡れる紫陽花の花なんていうのもその1つでしょうが、私は、低く雲が垂れ込めた山の風情が好きです。雨の日に郊外を走る電車やローカル線に乗っていると、車窓から山と雲とがからみあう幽玄の世界を見ることが出来ます。私はそんな機会があると、飽かずに窓から景色を眺めています。
今回の作品は、そんな情景を題材に描いたものです。梅雨明けまでは、ついついこんな傾向の絵になりがちです。天気というのは、絵描きにとってなかなか重要な要素のようです。
参考データ
ホームページ掲載:2005.7 使用ソフト:Paint Shop Pro 9J タブレット:Wacom Intuos 原画サイズ:1035×795ピクセル
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