細雨の森
解説
過ごしやすい春はあっという間に去り、嫌な梅雨がやってきました。この週末から来週にかけては梅雨の晴れ間のようですが、先週まではどんよりと曇った日が多く、時折激しい雨に見舞われました。いつ明けるのか知りませんが、今暫くは空模様を眺めながら、傘を持っていこうかどうしようか、悩む日々が続きそうです。
今回は、梅雨をテーマにして、雨に煙る風景を描いてみました。日本画では、雨をテーマにした絵がたくさんあります。多くの作品では雨を肯定的に捉え、雨の日のしっとりとした雰囲気や、霧雨に煙る自然の様などが題材にされています。日本人は農耕民族ですから、雨は作物生育のために不可欠の要素、いわば恵みの雨と映る場面が多かったのでしょう。
この絵には、特にモデルとなる場所はありません。どこにもありそうで、しかし実際にはなかなか出くわさない風景と言えるかもしれません。
参考データ
ホームページ掲載:2005.6 使用ソフト:Paint Shop Pro 9J タブレット:Wacom Intuos 原画サイズ:1035×795ピクセル
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