路傍の蜜柑



 

 

解説

  私は現在、東京都練馬区に住んでいますが、もともとこの辺りは農村だったこともあって、畑が点々と残っています。もちろん私の家が建っている土地も元は畑だったわけで、家の前の道は昔用水路が通っていたとも聞きます。
 そういう土地柄からか、庭に実のなる木が植わっている家が多く、みかんやブドウ、柿など至るところで見かけます。私が東京に出て来てから住んでいたのは、渋谷区、港区、文京区と、田園風景とは無縁の町だったので、こういう農業の香りがする土地は初めてで、散歩していても楽しめます。
 今回の絵の題材も、そんな散歩の際に見つけたものです。まだ黄色くなる前のみかんですが、品種が普通のものと違うのか、不思議な葉の形をしていました。そういえば、そろそろ柿の実が色づき始めました。仕事にかまけてゆっくり自然観察というわけにはいきませんが、いつの間にやら冬がそろそろと近づいているのかもしれません。



 

参考データ 

 ホームページ掲載:2005.10  使用ソフト:Paint Shop Pro 9J  タブレット:Wacom Intuos  原画サイズ:1035×795ピクセル

 

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