遠い日の空
解説
この絵は、私の故郷の風景を思い出しながら描いたものです。既に「パソコン絵画徒然草」や他の作品の解説に何度か書いたように思うのですが、故郷の町外れに比較的大きな川が流れていて、子供時代の遊び場の一つになっていました。今でも帰省すると、この川の堤防沿いをよく散歩します。私にとっては、忘れがたい原風景と言えるかもしれません。その堤防に上がる道をテーマに、この絵は描かれています。
子供の頃、堤防に上がっていく道からふと見上げると、広い空が見えました。あるときは抜けるように青々と晴れわたり、またあるときは雨を予感させるようにどんよりと曇っていました。今でも散歩に行くとき、ふと堤防の下から空を見上げます。故郷の街並みは少しずつ変化していきますが、堤防下から見上げる空は子供の頃と何も変わらず、やさしく私を迎えてくれます。
参考データ
ホームページ掲載:2005.5 使用ソフト:Paint Shop Pro 9J タブレット:Wacom Intuos 原画サイズ:1035×795ピクセル
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