初椿


解説

 師走に入り、冬の気配が濃くなってきました。まだ色付いた葉を残した木はたくさんありますが、公園の遊歩道を歩くと落ち葉がぎっしりで、人影もまばらな園内は既に冬の風情です。
 そんな中で、早々と椿が咲き、水仙もきれいな花をつけていました。ついこの前まで秋だったのに、冷たい雨をはさんで自然の主役はすっかり交代したようです。
 椿はよく描きますが、実は苦手な花です。葉の質感がうまく出せなくて、いつも「次こそ頑張ろう」という気になります。
 光沢感をあまり出さない日本画的な描き方をしていると、椿の葉らしくなりません。かといってリアリズムを追求するのもどうかと思うので、いつも中途半端になります。今回の葉の表現も今ひとつです。


* 使用ソフト:Corel Paint Shop Pro X2   タブレット:Wacom Intuos  原画サイズ:1035×795ピクセル


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