今宵の月を仰いで


解説

 9月に入っても蒸し暑い日が続き、ついでに夕立のような雨が散発的に降るものですから、今一つ秋が感じられません。そんな中、仕事からの帰りに秋の虫の音を聞きました。その弱々しい鳴き声を聞いた瞬間、はっとして夜空を仰ぐと月が照っていました。そのときだけは何やら啓示のように秋をはっきりと実感しました。
 この絵は、まさにその瞬間に思い付いたもので、ただただ月だけ描いてみようということです。構図はまったくシンプルで工夫も何もありません。ひたすら月だけ。そのときのイメージそのままです。


* 使用ソフト:Paint Shop Pro 9J   タブレット:Wacom Intuos  原画サイズ:1035×795ピクセル


戻 る 先頭ページに戻る


(C) 休日画廊/Holidays Gallery. All rights reserved.