芙　蓉

解説

  　夏場から咲いていた芙蓉ですが、秋の気配が感じられるようになってから見る白い芙蓉は、秋の空のように爽やかな印象で、心惹かれて題材に選びました。
　この絵は、版画のような感じを出そうとした、一種の実験作です。構図も色使いも、非常にシンプルにまとめています。余白も、思い切って大きくあけました。これは少々勇気がいりました。ただ、中途半端なあけ方ではインパクトが弱くなるので、ちょっとあけすぎでは、と思うくらい、えいやっと余白を取りました。
　そんなわけで、いつもの私の作品とは印象が違うかもしれませんが、私自身は意外に気に入っています。こった料理の後に食べたくなるお茶漬けみたいなものかもしれません。

参考データ　

　ホームページ掲載：2005.9　　使用ソフト：Paint Shop Pro 9J　　タブレット：Wacom　Intuos　　原画サイズ：1035×795ピクセル

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