涼をよぶ花
解説
梅雨の晴れ間にサイクリングがてらふらりと家を出ました。比較的アップダウンのある道を走り、たちまち汗まみれ。自動販売機前で自転車を止めスポーツドリンクを飲んだ後、再び走り始めたのですが、ほどなく公園で休憩。やはりこの季節は疲れます。まぁ、それが健康管理にもなるわけですが・・・。
公園でベンチに座って休んだ際に、かたわらに咲いていたのがこの花なのですが、名前は分かりません。形から見て百合の一種なのでしょう。時折吹く風にゆらゆらと揺れていました。私もその風が心地良くて、暫し花をぼんやり見ながら休憩しました。
そのうち、どこからともなく蜂に似た虫が飛んで来て、花の中にもぐりこみゴソゴソとやっていました。暫くすると花びらの先端まで出て来て、あっちへウロウロ、こっちへウロウロ。やがて飽きたのか、いずこともなく飛び立って行きました。その虫が飛んで行ったのを見届けて私も立ち上がり、自転車にまたがって帰路へ。
そんなふうに何のイベントもないまま休日の午前中が過ぎたのですが、その何時間かは、私にとってとても豊かで幸福な時間でした。特別の場所に行かなくとも、お金をかけなくとも、幸せな気持ちになれる私は、安上がりの人間なのかもしれません。
参考データ
ホームページ掲載:2005.7 使用ソフト:Paint Shop Pro 9J タブレット:Wacom Intuos 原画サイズ:1035×795ピクセル
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