春色の花



 

 

解説

  春の訪れとともに咲く花の中で、黄色のものが幾つかあります。れんぎょうや山吹はその代表格かもしれませんが、他にも黄色い色が目に付きます。
 冬の間に咲く花は、さざんか、椿、水仙、梅などで、おおかた赤と白です。勿論、蝋梅など黄色いものがないわけではないのですが、数のうえでは例外に属します。花の世界のことはよく知りませんが、こうした冬から春に向けての花の色の変化には、何か一貫した法則性でもあるのでしょうか。
 いずれにせよ、私は黄色い花を見ると、暖かい日の光を思い出し、春を連想します。冬の間あまり見かけなかった色ゆえ、ことのほか目を引くのかもしれません。また、花の色が若葉の黄緑色とよくマッチして、春のイメージにふさわしい気がします。
 今回の絵は、たまたま見かけた黄色い花を描いたものですが、春の明るい雰囲気を出すため、補色を生かした鮮やかな色合いにしてみました。1年のうちで最も過ごしやすく爽やかなこの時期にふさわしいような気がしたのです。



 

参考データ 

 ホームページ掲載:2005.5  使用ソフト:Paint Shop Pro 9J  タブレット:Wacom Intuos  原画サイズ:1035×795ピクセル

 

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