冴ゆる日



 

 

解説

  昨年は夏が暑く、秋も暖かい日が続いたせいか、冬は暖冬という話をよく聞きました。12月の初め頃までは、そんな予報を裏付けるようなおだやかな日が続いていたのですが、最後になって急に寒くなり、東京都内でも雪が降りました。雪の朝、最初は間もなくやむだろうと思っていたのですが、次第にぼたん雪となり、見る見る積もって一面雪景色に。こんなに降ったのは久し振りのような気がします。そんなこともあって、雪景色を題材に一枚描いてみました。
 この絵は、とてもシンプルな構図となっていますが、当初は手前に葉の落ちた木々を組み合わせるつもりでいました。実際に描きかけたのですが、この何もない風景の方が、却って冬の雪景色としてふさわしいのではないかと思い、途中で方針を変更しました。
 描きながら構図を調整していくことは多々あるのですが、ここまでガラリと仕上がりのイメージが変わった絵は珍しいと思います。
 今年は、この1枚で「休日画廊」をスタートさせたいと思います。皆様、本年も宜しくお願い致します。

 

参考データ 

 ホームページ掲載:2005.1  使用ソフト:Paint Shop Pro 9J  タブレット:Wacom Intuos  原画サイズ:1035×795ピクセル


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