山稜悠々
解説
秋になると、昼夜の寒暖差が大きくなって、霧が発生しやすくなります。私の田舎も、郊外を大きな川が流れていたので、霧が深いので有名でした。
山にかかる霧は、それが麓の水辺から立ち上った霧なのか、低く垂れ込めた雲なのか、判然としないことがありますが、いずれの場合でも、それがかもし出す幻想的な光景は、格別なものがあります。
10月に、週末だけのショート・トリップながら、田舎に帰る機会があったのですが、あいにくと天気が悪く、時折雨のぱらつく空模様でした。在来線の車窓から見る山々は靄に覆われ、さしずめ幽玄境の趣がありました。そんな風景を見ながら思い立ったのが、この作品です。
霧の風景は、日本画や水墨画の得意とするところで、水と絵具や墨との絡み合いの微妙さが決め手となります。自分の経験から、同じことをパソコンでするのはとても無理だと最初は思っていたのですが、色々試しているうちに段々コツがつかめて来ました。何でもハナから無理と諦めず、チャレンジし続けることが大切だと実感した次第です。
参考データ
ホームページ掲載:2004.11 使用ソフト:Paint Shop Pro 8J&9J タブレット:Wacom Intuos 原画サイズ:1035×795ピクセル
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