明け方の夢
解説
夜が明けるのを見たことのある人なら、空の色が刻々と変わっていく様に見とれた経験がおありではないでしょうか。ほのかに明るさを増した山の端から、夜の闇がじわじわと払われて、空が紫から青に変化して行きます。
たいていの人は、朝日が昇る姿に目を奪われがちですが、私は天空に近いところの空の色の変化に惹かれます。まだほのかに星がまたたく空にかすかな色が差し、次第に明るくなるにつれて星が消えて行きます。
本格的な秋になって、空を見上げることが多くなりました。抜けるような秋の青空はとてもきれいで見とれてしまいますが、刷毛で描いたような薄い雲がかかっていると、なお魅力的です。そんなふうに空を見上げているうちにふと思い立った構図で、心の中にある夜明けの風景を描いてみました。
参考データ
ホームページ掲載:2004.10 使用ソフト:Paint Shop Pro 8J タブレット:Wacom Intuos 原画サイズ:1035×795ピクセル
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