分かれ道の午後
解説
分かれ道の風景というのは、何か人生の岐路と重ね合わさるものがあって、私は感慨深く見てしまいます。そこを右に行くか左に行くかで、先はどんどん離れて行ってしまいます。自分がした小さな選択によって、その後、全く違う人生の道筋が展開していく可能性もあるのですが、その分岐点とは、実のところ、ほんの些細なものであることが多いように思います。
私は、風景に道を取り入れることが多いのですが、分かれ道を絵にしたことがあまりないなぁと思い、今回はそれをテーマに描いてみました。絵の中で道が分かれるというのは、その先に広がる風景を、見る人が心の中で無意識に想像してくれるので、画面に広がりが出ます。この絵の場合、道の手前の風景、分かれ道の右の風景、左の風景と、3方向に画面が広がっていきます。皆さんは、それぞれの道の先に、どんな風景を思い描かれるのでしょうか。
参考データ
ホームページ掲載:2004.9 使用ソフト:Paint Shop Pro 8J タブレット:Wacom Intuos 原画サイズ:1035×795ピクセル
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