天に咲く花
解説
蓮は仏教と関わりの深い花です。日本の仏像は、仏様が蓮の台座(いわゆる「蓮華座」)に立っておられるか、座っておられるデザインのものが多いほか、手に蓮の花の持物(いわゆる「蓮華」)を持っておられる場合もあります。芥川龍之介の「蜘蛛の糸」でも、極楽に蓮の花が咲いている様子が描写されていますし、お盆に使う提灯や飾り物にも蓮の花が描かれています。子供の頃、蓮は泥の中から咲いて、あれだけきれいな花をつける尊い植物だと教えられたことがありますが、確かに、品のある見事な花を咲かせます。
私は子供時代の思い出から、蓮を見るとどうしても線香臭いイメージがあると同時に、仏具に描かれた蓮の花の絵が如何にも造花っぽく、もう少し自然な感じに描けないものかと思っていました。今回は、そろそろお盆のシーズンですから、蓮の花を描いてみました。線香臭いイメージから抜け出したつもりですが、どうでしょうか。
参考データ
ホームページ掲載:2004.8 使用ソフト:Paint Shop Pro 8J タブレット:Wacom Intuos 原画サイズ:1035×795ピクセル
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