心に響く朝



 

 

解説

  旅先で、思わず早く目が覚めてしまった朝、ふと思い付いて、散歩に出掛けたことがあります。ホテルの裏手に湖があり、そのほとりの小道を暫し散策しました。風のない日で、周辺の木立からは鳥の声が聞こえていました。
 湖のほとりに立つと、すこし靄の掛かった水面と、淡い色の山並みが対岸に見えました。辺りに人の気配はなく、車の音も聞こえません。早朝の湖畔は、日常と切り離された別次元のようで、その静寂感が私の心にジワジワと広がっていくのを感じました。
 この絵には、モデルとなった特定の場所はなく、ふと昔のことを思い出しながら描いたものです。これといった特徴のない平凡な風景ですが、実のところこんな風景に行き会う機会は、中々ないように思います。

 

参考データ 

 ホームページ掲載:2004.5  使用ソフト:Paint Shop Pro 8J  タブレット:Wacom Intuos  原画サイズ:1035×795ピクセル


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