立葵の夏



 

 

解説

  いつの頃からか、夏というとこの花を思い出すようになりました。まぶしい陽射しの中、爽やかな白い花を付けてすくっと立つ姿には、一種の気品すら漂います。他の草花が強い直射日光にさらされて萎れ気味なのに、立葵だけは凛々しく咲き誇っており、同じく猛暑にバテ気味の私は、夏の持つエネルギーのようなものを感じてしまいます。
 至るところで目に付く花ですが、私が通勤に使っている道にも、立葵が咲いている場所があります。今年も6月下旬頃から白い花が咲き始め、疲れ気味の通勤客を睥睨していたのですが、ある日、根元からポキンと折れていました。何かがぶつかったのか、誰かが悪戯半分に折ったのか知りませんが、背の高いのが特徴の立葵のことゆえ、その姿は中々痛ましいものがありました。
 そんなことから、在りし日の勇姿を残しておこうと、絵にしたものです。



 

参考データ 

 ホームページ掲載:2004.7  使用ソフト:Paint Shop Pro 8J  タブレット:Wacom Intuos  原画サイズ:1035×795ピクセル

 

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