冬の散歩道



 

 

解説

  最近は冷え込みが厳しいせいか、散歩に出ようという気力が萎えつつあります。ただ、風のない晴れた日に、あのキリッと冷えた空気の中を歩くのは、それなりに心地よいものです。人通りの少なくなった冬の散歩道を歩いていると、他の季節なら気付きもしなかった片隅の景色に目が行ったりするものです。この絵も、そうした何気ない片隅の風景を題材にしています。
 この垣根とつたは、公園の片隅で見つけたもので、おそらくそこを訪れた方の殆どは、気付かれないだろうと思われる位置にありました。冬の弱々しい太陽の方に向かって懸命に伸びようとするつたの葉は、何か今の日本人の有様を象徴しているようで、ちょっと心に響くものがありました。



 

参考データ 

 ホームページ掲載:2004.2  使用ソフト:Paint Shop Pro 8J  タブレット:Wacom Intuos  原画サイズ:1035×795ピクセル

 

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