赤い実



 

 

解説

  冬の森は静かなモノトーンの世界ですが、そうした中を散歩していると、時々赤い小さな実が目につきます。くすんだ緑と茶色い落ち葉の中では、地味ながら存在感があって、私は、冬の森を象徴する色の一つだと前々から思っています。たしか、クリスマスの飾りに登場するヒイラギにも、赤い実がついていたのではなかったでしょうか。
 この実を見たのがどこだったかを紹介する必要がない程ありふれた光景ですが、地味なせいか、一般的にあまり画題に選ばれることがないように思います。私も、実際に絵にするとなると、こういう平凡な対象をどう処理するべきか、少々悩んだのですが、凝った構図や色合いよりも、いっそさらりと仕上げた方がいいかもしれないと考え、シンプルにまとめてみました。



 

参考データ 

 ホームページ掲載:2004.1  使用ソフト:Paint Shop Pro 8J  タブレット:Wacom Intuos  原画サイズ:1035×795ピクセル

 

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