残 照
解説
秋の日は短く、午後になると日は傾き、たちまち夕暮れが忍び寄ります。夏の勢いを失った太陽の光は、冬の近いことを告げているようで、どこかもの寂しいものです。この絵は、紅葉を始めた木に夕暮れの傾いた日がかすかにかかっている様子を描いたものです。
紅葉の名所に行けば、見事に色づいた木々をふんだんに鑑賞できるのでしょうが、東京都内では、公園の片隅の僅かな木々の様子で、秋が深まるのを偲ぶ程度です。童謡で「小さい秋」というのがありますが、都会で感じる秋はそんなものかもしれません。
参考データ
ホームページ掲載:2003.11 使用ソフト:Paint Shop Pro 7J & 8J タブレット:Wacom Intuos 原画サイズ:1035×795ピクセル
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