秋の夕日に



 

 

解説

  秋の夕暮れが人の心を捉えるのは、単に美しいというだけでなく、活力に満ち溢れた夏から暗く淋しい冬へ季節が変わっていくことを暗示しているからではないかと思います。人は秋の夕暮れの中に、衰えていくものが見せる哀愁を感じ取っているような気がします。
 夕焼けを見て思い出すことは、人それぞれでしょうが、私はどうも遠い昔のことを思い浮かべてしまいます。子供の頃に家路に急ぐ道で見た夕焼け、物干し台から見上げた夕焼け、旅先で偶然見かけた夕焼け。当時の記憶の細部は曖昧なのですが、不思議と夕焼けのきれいさだけは覚えていたりします。
 秋の夜長にパソコンに向かっていると、どうもこういう風景を描いてしまいがちです。秋になって、自分自身の心が哀愁モードになっているのでしょうか。

 

参考データ 

 ホームページ掲載:2003.10  使用ソフト:Paint Shop Pro 7J & 8J  タブレット:Wacom Intuos  原画サイズ:1035×795ピクセル


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