2005.12.4〜2006.1.1

 

 



解説

 12月は仕事の最盛期で、肉体的にも精神的にもしんどい日々でした。人間、つらくなると現実逃避に走りがちで、私もご多分にもれず、日常生活とは切り離された絵を描きがちだったなと思います。この表紙絵も、その一例と言えるでしょう。
 組織の中で右往左往しながら仕事をしていると、ふと誰もいない場所でのんびりと過ごしたくなるものです。この作品が表しているのは、そんな私の心象風景です。
 見渡す限り人の気配を感じさせない野原で、静かに秋が深まり、やがて冬に変わるさまを描いたものです。私がときどき自転車で走る荒川沿いのサイクリング・ロードには、冬になるとこうした枯れ草の光景が広がっています。特に堤防の上から見渡す枯れ野はなかなか風情があり、私のお気に入りの風景です。




参考データ 

 ホームページ掲載:2006.1  使用ソフト:Paint Shop Pro 9J  タブレット:Wacom Intuos  原画サイズ:1000×600ピクセル


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