2005.9.3〜2005.10.2

 

 



解説

 秋になって人影の途絶えた海岸は、ただ波音が聞こえるだけで、どこか寂しげです。この表紙絵は、そんな海をイメージして描いたものです。
 この絵のように、海岸近くまで草地が伸びている光景は、日本では珍しいのですが、私が以前暮らしていたニューヨーク近郊の海岸では、ありふれた景色だったような記憶があります。
 マンハッタンとイーストリバー(リバーといいつつ本当は小さな海峡)を挟んで向かい合っているロングアイランドという島には幾つか砂浜があって、かなり先端(西端)の方にある浜辺を散歩したことがあります。大西洋の波を見ながら海岸線を歩いていると、黒いお盆のようなものが幾つか波打ち際や岩場に転がっていました。近づいてみると、何とカブトガニの甲羅。日本では天然記念物ですが、米国ではありふれた水棲動物のようです。
 同じ砂浜でも、ところ変われば様子も違うということでしょうか。




参考データ 

 ホームページ掲載:2005.10  使用ソフト:Paint Shop Pro 9J  タブレット:Wacom Intuos  原画サイズ:1000×600ピクセル


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