野遊び

解説

  ふと目にとまった花を描くというのはよくあることなのですが、大抵名前が分かりません。この花も、散策の途中で見つけた名前知らずの花の１つです。山吹のような花と葉の形なのですが、花の色は白く、群生もせずにあちこちに咲いていました。私はこの花を見た瞬間、ふとイチゴの花を思い出しました。
　縦長の花だったので構図が取りにくく、色々迷いましたが、花を一厘だけ真正面から捉え、画面中央に持って来ることにしました。こういう配置の仕方は、構図として中々大胆なのですが、インパクトがあって面白いかもしれないと思い、選んだものです。
　題名の「野遊び」というのは、俳句の季語にもありますが、春に野山に出掛けて、若草の香りをかぎながら散策をしたり、川や草むらで遊んだりすることを表した言葉です。そういうのにぴったりの季節になりました。

参考データ　

　ホームページ掲載：2003.5　　使用ソフト：Paint Shop Pro 7J　　タブレット：Wacom　Intuos　　原画サイズ：1035×795ピクセル

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