Q | 描いた絵は、パソコン画面で眺めているだけですか。他に何か利用方法はありますか。 |
A | パソコンで描いた絵をプリンターで打ち出して額に入れて飾ったり、人にあげるという手が1つあります。家庭用プリンターで打ち出せるのは普通A4までですから、油絵や水彩画の大きさには負けますが、小振りの水彩額に入れればリビングルームの飾り程度には使えます。また、小品であれば、絵葉書などが入る小さな額やフォト・フレームなどに入れて、机や棚の上に飾れます。ただ、この場合留意しておかれた方がいいのは、プリンターのインクは水溶性なので、ガラスの入った額に入れた方がよいですね。もっとも、ダメになったら、またプリンターで印刷すればいいのですが…。 もう1つ、これと同じような楽しみ方で、ハガキ仕様の印刷用紙に印刷して、自作の絵葉書を作ることも可能です。「絵手紙」というジャンルがありますが、パソコンで「絵手紙」を描いてプリンターで打ち出せば、何人もの友達に同じ「絵手紙」を出せます。暑中見舞いや年賀状にも利用可能ですね。 あと、パソコン上で楽しむやり方として、描いた絵を壁紙にするという手もあります。パソコンの画面設定と同じ大きさの「ビットマップ(BMP)」のファイルにして、「Windows」フォルダーに入れればOKです。あとは何もないパソコン画面上を右クリックして、「プロパティ」→「背景」で呼び出せばいいわけです。 最後は、自分で描いた絵をインターネットで公開するという楽しみ方もあります。インターネットでの公開の仕方は、自分でホームページを作って掲載する以外に、絵の投稿を受け付けているホームページに載せてもらうとか、ネット上の貸し画廊を借りるという手もあります。 自分のホームページで作品を公開する利点は、まずはコストでしょうか。油絵や水彩画を描いている人が町中の画廊を借りて個展を開くとなると、1週間借りただけでも何万円かが飛びます。ホームページの場合は、たいていプロバイダーが一定容量まで無料でホームページ提供サービスをしていますし、広告が付いても構わないということなら、プロバイダーよりも有利な条件で無料のホームページ提供サービスをしているサイトは沢山あります。これだと、ほぼタダで、無期限かつ全国(いや全世界)からのアクセスが可能な個展を開けます。ホームページを持つもう1つのメリットは、遠くにいる親戚、友人・知人に、曜日・時間帯を問わず、自分が描いた絵を見てもらえることではないかと思っています。町中の画廊を借りた個展だと、こうはいきませんね。私がホームページを開いて良かったと思う最大の理由はこの点です。従って、まさにそういうごく限られた親戚、友人・知人達に見てもらうためにホームページを開いて作品を展示するということでも、十分なメリットを享受できると私は思っています。 自分でホームページを開くのは面倒と思っている人なら、絵の投稿を受け付けているホームページに自分の絵を送信して載せてもらうというのも手ですね。人々の色々な反応が聞けるし、ネット上の知り合いも増えます。自分なりのイメージに基づいて描いた絵でも、見た人は予期していない感想を抱いたりするもので、貰ったコメントを読んでいると勉強になります。特に、投稿サイトに集まっているのは、自分でもパソコンで絵を描く人が大半なので、構図の取り方や色使い、描写方法などについて専門的かつ技術的コメントを貰えるというメリットがあります。検索サイトで「投稿、CG、絵画」など適当な単語を入れて調べ、幾つか投稿サイトを覗いて、気に入ったものをピックアップしておかれてはどうでしょうか。 |