プロの方が描かれたもので、写真と寸分違わないすごくリアルな絵を見かけますが、そういう絵を描けるようになるのでしょうか。



パンフレットや雑誌の広告などで、写真と見間違うような精巧な絵にお目にかかることが多々ありますが、ああいうものの多くは3D(立体)のコンピューター・グラフィックス(3DCG)のソフトを使って作られており、今ここで解説しているパソコン絵画とはジャンルが異なります。私が描いているような絵画調の絵は、2D(平面)のソフトを使っています。

2Dのお絵描きソフトは、油絵や水彩画の延長線上にあり、パソコン画面を見ながら、マウスやタブレット(ペン型入力装置)を使って手書きで絵を描くのですが、3DCGのソフトは、絵ではなく工作の世界です。簡単に解説しますと、3DCGでは、ハリガネ工作や粘土と同じような感じで、絵にしたい対象物を立体的に作っていきます。風景なら、山も木も湖も全て立体として作ってしまうわけです。そのうえで、それぞれの立体の材質は何であるかとか、色は何であるかなどを設定し、光がどの角度からどれくらいの強さで入ってくるかなども入力します。そして、そういう風景をどこから見るのかを示す視点を設定してやると、後は写真を撮るようにパソコンが絵を計算して作ってくれます。この場合、絵を描くのは、あなたではなく、パソコンです。

こうしたパソコンが作るリアルな絵と同等の質感を持った絵を、2Dのソフトで我々が描くのは容易なことではありません。もし、あなたがそうした質感重視の絵を目指すのなら、3DCGソフトを使った絵の世界にチャレンジすることをお勧めします。3DCGソフトについても、初心者向けに懇切丁寧な説明をしているホームページがありますし、質の高い無料ソフトや廉価版ソフトがあります。





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