Q | 油絵や水彩画で絵を描くのに比べて、パソコンで絵を描く方が面白い点は何ですか。また、油絵や水彩画をやっている人が、更にパソコンで絵を描く意味はありますか。 |
A | 油絵や水彩画で絵を描くのと、パソコンで絵を描くのと、どちらが面白いかと訊かれても答に窮します。それは、「油絵を描くのと水彩画を描くのと、どちらが面白いですか」と訊かれているようなもので、それに対しては「個人の好みや相性によります」とお答するしかありません。 そういう質問が出る背景には、「パソコンで絵を描くのは、油絵や水彩画とは全く異なる別世界の趣味」とか「油絵や水彩画は芸術だが、パソコンで絵を描くのはお遊び」といった認識があるかもしれません。しかし、私が暫くパソコン上でお絵描きソフトをいじりながら思ったのは、「これは形こそ全く異なるけれど、実は新しい画材と考えてもいいのではないか」ということです。 他の画材に比べてパソコン絵画の方が優れていると思った点、劣っていると思った点は、この「パソコン絵画のすすめ」の冒頭で書きましたので、ここでは繰り返しません。ただ、1つ強調しておけば、パソコンで絵を描くというのは、働きながら趣味で絵を描く人にとって、非常に手軽で便利だということです。私は速筆の方ですが、このホームページで更新している毎週1〜2枚というペースで、油絵や水彩画を描けと言われれば、時間的に出来ないと思います。しかし、パソコン絵画ならそれが出来るのです。「忙しいけど趣味で絵を描きたい」、あるいは「昔油絵や水彩画を描いていたけれど今は忙しくてやめてしまった」という人は、一度パソコンで絵を描くことを試みる価値があると思います。 もう1つ、既に油絵や水彩画を描いている人が、改めてパソコン絵画に手を出す価値があるかということですが、これは油絵や水彩画で充分満足されているのであれば、それ以上の面白みがパソコン絵画にあるとまでは言えませんので、無理にお勧めするつもりはありません。 ただ、例えば油絵の大作を描かれる方なら、その前に構図や色合いを見る意味で水彩やアクリルなどで試作品を描かれますね。その替わりに、パソコン絵画を使うという手はあると思います。と言うのは、パソコン絵画の場合、ある程度の性能を持ったソフトなら、描いている途中で色合いや構図を変えることが比較的自由に出来るので、様々な色合いや構図を簡単に比較検討できるからです。花瓶の位置を変えてみるとか、背景色を変えてみるといったことは、実際に絵具で書いていると無理ですが、パソコン上でなら各パーツを別レイヤー上で描いておけば簡単に出来ます。 |